
くしゃみ・鼻汁・鼻づまりが起こる鼻のアレルギーのことをアレルギー性鼻炎といいます。
多量の鼻汁が出て、鼻の粘膜が腫れあがり鼻で呼吸がしにくくなります。
アレルギー性鼻炎かどうか、もしそうならば原因となるものは何か
(スギ、ヒノキ、家のホコリ、ダニなど)
は血液検査でわかります。
花粉症、アレルギー性鼻炎の患者さんで、専門の耳鼻咽喉科に行かないで症状が
どんどん悪化し、いつの間にか慢性副鼻腔炎になっていた、ということが非常に多くあり
ますので、きちん診察、治療することが大切です。
症状が軽い患者さんは、内服薬や鼻の吸入薬での治療をお勧めします。
特に、花粉症の患者さんは、症状が出る前から(1月初旬から)
治療を行うことを、お勧めしています。
レーザー治療(アレルギー性鼻炎)
症状が重く、内服薬などで症状を抑えることが出来なかった患者さんには
鼻のレーザー治療をお勧めします。下鼻甲介と呼ばれるアレルギー反応を
起こす部分をレーザーで焼灼する事により、症状を軽減させる治療です。
症状、重症度によっては1ヶ月おきに数回レーザー手術を行ったほうが
良い場合があります。手術にかかる時間は、麻酔を含め20〜30分です。
アレルギー性鼻炎は患者さんの体質が大きく関係している病気です。
完全に治ることはむずかしく、長期間の経過観察、治療が必要です。
顔には骨に囲まれた「副鼻腔」と呼ばれる空洞があります。
その副鼻腔に、細菌やウイルスが感染し炎症がおこり、
膿(うみ)がたまった病気を、急性副鼻腔炎といいます。
また、この状態が慢性化した病気を、慢性副鼻腔炎(ちくのう)といいます。
花粉症、アレルギー性鼻炎の患者さんで、専門の耳鼻咽喉科に行かないで、
きちんと治療せず、どんどん症状が悪化し、
いつの間にか慢性副鼻腔炎に
なっていた、ということが非常に多いです。
症状は膿性鼻汁、鼻づまり、後鼻漏、嗅覚障害、頭痛などがあります。
鼻の内視鏡検査など、きちんと鼻の中を調べて診断し、
早期に適切な治療を
することが大切です。少量のマクロライド系抗生物質やアレルギーの薬を
約3ヶ月間、
内服して頂くことにより、鼻汁を抑え、副鼻腔の膿(うみ)を
外に排出させ、
副鼻腔炎を改善する効果があります。
この治療を行なう事により、70%の患者さんは、症状が軽減します。
鼻の内視鏡手術(慢性副鼻腔炎(ちくのう))
内服治療を行なっても症状の改善が見られない場合や、症状が強く重症な場合は、
手術的治療を行ないます。
鼻の手術用の特殊な内視鏡と手術器械を使用し、
鼻の中の異常な粘膜をきれいに切除し、鼻と副鼻腔の通りを良くする手術を
行ないます(内視鏡下鼻内副鼻腔根本術)。術後の治療も非常に重要で、
外来通院していただき、内服治療と鼻処置をする事が大切です。
その術後治療を怠ると再発の原因になります。手術時間は片側20分位です。
副鼻腔炎も患者さんの体質が大きく関係している病気です。
長期間の経過観察、治療が必要です。
鼻の中にも腫瘍ができることがあります。症状は鼻つまり、鼻出血、痛みが多いですが、
初期の段階ではあまり症状が出ないこともあります。
特に、片側のみの鼻閉、鼻出血がある場合は要注意です。
また、ただのアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎と自分で思いこみ、専門の耳鼻咽喉科に
行かないで、知らない間にどんどん腫瘍が大きくなってしまう場合も少なくありません。
特に悪性の腫瘍「がん」の場合は早期に治療することが非常に重要です。
鼻の腫瘍が診断された場合は、横浜市大市民総合医療センター(浦舟病院)、
横浜市大附属病院、神奈川県立がんセンターなどをご紹介して、迅速に治療
していただけるように致します。いずれにせよ、鼻の症状がありましたら、
専門の耳鼻咽喉科できちんと診断し、早期に治療することが重要です。